巨人のスコット・マシソン投手（３５）が、早ければ７月２日の中日戦（東京Ｄ）から始まる９連戦中にも１軍復帰する見通しとなった。
１８日のオリックス戦（東京Ｄ）で右内転筋の軽い肉離れを発症したが、今週後半にもブルペン入りを予定。
チームはダイヤモンドバックス傘下３Ａリノのルビー・デラロサ投手（３０）の獲得にも成功し、盤石な勝利の方程式で勝負の後半戦を迎えることができそうだ。

　ズドンと重く響くキャッチャーミットの音が、回復具合を示していた。マシソンは気持ちよさそうに汗を拭った。
「いい状態だと思う。痛みはないし、今の段階では怖さもない」。
この日は一部先発投手を除く、１～３軍までの全メンバーが休養日だったが、Ｇ球場の室内練習場でキャッチボール。塁間ほどの距離で、力強いボールを次々と投げ込んだ。

　マシソンは昨オフに左膝を手術し、免疫力が低下する感染症「エーリキア症」にもかかった影響でキャンプに参加できず、３月に来日した。
ファームでのリハビリを経て、交流戦から１軍復帰。無失点投球を続ける中、５登板目となった１８日のオリックス戦（東京Ｄ）で右内転筋の軽い肉離れを発症した。

　宮本投手総合コーチは当初「（最短の）１０日で戻って来られると思う」と２９日・ヤクルト戦（秋田）での復帰を示唆し、マシソンも「そう願っている。最短で呼んでもらえるように準備するだけ」とリハビリに励んでいるが、万全の状態に戻すための時間を設けたようだ。
今週後半にブルペン入りを予定しているといい、そこで問題なければ、週明けから始まる９連戦中に戦列復帰できそうだ。

　新外国人右腕のデラロサも今週中に来日すると見られ、現状で固定できていない７回と８回にデラロサとマシソンを投入できれば、守護神・中川へとつなぐ勝利の方程式が固まる。
交流戦の奮闘で奪首に成功したものの、やはり勝負は後半戦。接戦を勝ちきるためには、必勝リレーが不可欠だ。

https://hochi.news/articles/20190625-OHT1T50018.html

焦らせすぎやろ