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戦力外通告の巨人・山口俊、現役続行希望「まだ燃え尽きていない」




巨人・山口俊投手（３５）が２５日、戦力外通告を受けた。現役続行を希望しており、「まだ燃え尽きていないので、チャンスをくださる球団があると信じて待ちたいと思います」と他球団からのオファーを待つ意思を示した。

日米通算１７年目の今季、４月８日のヤクルト戦（東京ドーム）で２回を無失点に抑えるも、１軍登板はその１試合のみに終わった。シーズン後半に右膝の違和感を訴えたが、現在は回復。今月の秋季練習ではブルペンで投げ込むなど万全に近く、今後はトレーニングを続け、新天地を探す。

日米通算４６０試合登板で６８勝、１１２セーブの実績を持つ。元幕内・谷嵐の久さん（故人）を父に持つ右腕は、２００６年に大分・柳ケ浦高から高校生ドラフト１巡目で横浜（現ＤｅＮＡ）入り。先発、抑えとして活躍し、１７年にＦＡで巨人へ移籍。１９年には１５勝４敗、防御率２・９１で最多勝、最多奪三振、最高勝率の投手３冠を達成し、５年ぶりのリーグ優勝に貢献した。

同年オフに球団初となるポスティングシステムを利用してのメジャー移籍を果たし、ブルージェイズに入団。昨年６月にジャイアンツ傘下３Ａサクラメントから２季ぶりに巨人へ復帰した。今季はチーム内で８投手がプロ初勝利を挙げるなど世代交代が進み、ベテラン右腕の登板機会が減っていた。

中日定期