中国のオリンピック選手である王璐瑶にネットユーザーからバッシングが集中している。23歳の王は、現在行われている東京大会の女子エアライフル選手の1人として予選に挑んだ。

決勝進出をかけた予選の10mエアライフル競技で王は惜しくも失敗し、16位に終わった。敗北を喫した王は試合の後、中国のSNS「ウェイボー（微博）」を更新。「みんなごめんね。失敗しちゃった。また3年後に会いましょう」というキャプションとともに自撮りの写真をつけて投稿した。

ユーザーからは「なぜ、失敗を反省しないのか？　何の目的で傲慢な自撮りを載せるんだ」や「なぜ敗退したか考える時間を割かず、すぐに自撮りを投稿した。有名になりたいだけじゃないのか」と罵倒とも捉えられるコメントが殺到した。

中国紙「環球時報」によると、微博はこの問題に対応し、王に攻撃的なコメントを寄せた33名のユーザーアカウントを削除する処置を行ったという。

王もこの事態に反応し、「自撮りを投稿したのは、自分の心を整理したかったからです。パリ大会という新しいスタートのために、ゼロからのスタートで、負けずに自重しつつ、戻ってきます」と述べた。

王の投稿に向けた批判的なコメントは、一時、ウェイボー上でトレンド1位になった。一方で「王璐瑶は浙江省の良い子」と彼女を擁護するトレンドも生まれ、王の投稿は国中の注目を集めることになった。

https://courrier.jp/news/archives/255232/

王璐瑶