阪神は５日からのＣＳファーストステージで２位ＤｅＮＡに挑む。舞台となる横浜スタジアムでは、今季８勝４敗と相性もよく勝機は十分。
令和初のＣＳファイナルステージで、伝統の一戦が実現すれば５年ぶりだ。当時は３連覇の巨人が、本拠地で１勝もできないまま、まさかの敗退。

同年のセ・リーグＭＶＰ、エース菅野が故障で不在だったことが響いた。

　菅野は今秋も腰痛に苦しみ、９月１５日・阪神戦の登板を最後に戦線を離れてファームで調整中。 原監督はＣＳに「合わせろ」と指示する一方で、復帰への判断は本人に一任しており、間に合うかは不透明な情勢だ。

　エース不在の状況まで重なり、ますます５年前の“虎ウマ”がぶり返しそうだが、先日この話題をふられた原監督はまさかの反応を見せた。

　「俺たち負けたっけ？　忘れるのよ。どこで？　東京ドームで？　４連敗したの？　全然覚えてない。なんでだろう」

　あぜんとする報道陣から当時の陣容を聞き、若大将は「そのメンバーじゃ勝てねえな。悪いことは忘れることよ」と豪快に笑い飛ばした。