１１月に行われる野球国際大会「プレミア１２」に臨む侍ジャパンが、巨人・小林誠司捕手（３０）を招集する方向で調整していることが２９日、分かった。１７年ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）で日本代表の正捕手として活躍した実績と経験は十分。今季、チームの５年ぶりリーグ優勝に貢献した点も高く評価されているという。強肩と強気のリードが再び世界の大舞台で見られそうだ。

　東京五輪前哨戦とされるプレミア１２で、小林が再び日の丸をつける可能性が高まった。世界ランキング上位チームが集まるこの大会で頂点を目指す侍ジャパン。短期決戦で重視される守備の要として、メンバー入りする方向で調整されている。

　小林は１７年の第４回ＷＢＣで小久保ジャパンの正捕手として大活躍。オーストラリア戦（東京Ｄ）では満塁の大ピンチでタイムを取ってマウンドに足を運び、中日・岡田に声をかけて抑える勇気を与えたファインプレー。ロサンゼルスでの米国との準決勝で巨人の同僚・菅野とバッテリーを組み、躍動した場面も記憶に新しい。

　今回のプレミア１２は、侍ジャパンが入る１次リーグ・グループＢの会場は台湾。日本で行われるスーパーラウンド進出をかける中、同３戦目は地元の台湾戦（台中）。稲葉監督が８月に台湾リーグを視察した際に「ヒット１本でもすごく盛り上がる。のまれなければいいけど」とスピーカーなどを駆使した大音量の応援を警戒していた。異様な雰囲気で冷静に戦うには、小林の大舞台での経験は大きな武器になりそうだ。

　今年３月の侍ジャパンシリーズ、日本・メキシコ戦でも代表入りした小林。レギュラーシーズンでは巨人の捕手で最多の６８試合に先発出場し、５年ぶりの優勝に大きく貢献した。開幕前から厳しい言葉をかけてきた原監督も、夏場以降は「チームが勝つことに対しての舵（かじ）取りというかね。一歩ずつ、小林という野球人が少しずつ大きくなっている気がするね」と話し、チーム内の信頼も日に日に増していった。

　プレミア１２は、自国開催となる来年の東京五輪において、金メダルという大きな目標へつながる貴重な大会だ。その戦力の一人として、小林は大きく期待されている。

　◆「世界のコバヤシ」

　１７年の第４回ＷＢＣ、小久保監督の構想では小林は当初、控え捕手だったが、首脳陣の信頼を勝ち取り、正捕手として全７試合で先発。１次ラウンドの中国戦（東京Ｄ）では２ランを放つなど２０打数９安打、打率４割５分をマーク。大活躍し「世界のコバヤシ」と称された。



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マシソンじゃねーか

森友が代表きつそうだからやろか